ゲームを始める前に、王国商店街の中心思想を選んでください。
中心思想はゲームの初期設定における能力値に影響しますよ。
選んだ中心思想でエンディングやイベントに変化はありませんが、
一度決めた中心思想は変えることができませんので慎重に選んでください。
基本型商店街 思想 | 最も基本的な思想です。バランスの良い能力配分でオーソドックスなスタイルですね。 |
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政治型商店街 思想 | 政治に特化した思想です。議員との関係を強く深めることで商店街運営を楽にします。 |
労働型商店街 思想 | 労働に特化した思想です。毎季節多くの店舗を契約候補に探すことができます。 |
信仰型商店街 思想 | 信仰に特化した思想です。マナの回復が飛躍的に早くなりますよ。 |
環境型商店街 思想 | 環境に特化した思想です。環境の良い街には多くの人が集まります。 |
軍事型商店街 思想 | 強敵となる魔物を討伐したい人はこのスタイルですね。 |
探索型商店街 思想 | 探索に特化した思想です。高い探索能力で多くの素材を集めてくれるはずです。 |
ここは海洋都市イシュワルド。イシュワルド王国の経済中心地として栄える巨大都市。
今回は、イシュワルドの街の教会が舞台のお話――。
=イシュワルド教会=
カルマ天にまします、我らの父よ、願わくは御名(みな)の尊まれんことを…
ソフィアカルマ様、お話とはなんですか?
カルマシスターソフィア。よく来られました。
ソフィアはい。
カルマ
ソフィアも知っているでしょう。
今、世界は大きな経済危機に瀕し、多くの人が飢え、街には難民が押し寄せてきていることを。
はい…この教会に訪れる難民の方も日に日に増えております…彼らのことを思うと、食事も喉を通りません…
カルマ私もまったく同じ気持ちですよ。そこでソフィアにお願いがあるのです。
ソフィアまぁ、なんでしょうか?
カルマ
多くの人に食料を支援することは簡単です。しかし、それでは根本的な解決にはなりません。
魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよ。
そこで、ソフィアには難民を支援する意味で、彼らに働いてもらう手助けをしてもらいたいのです。
手助けですか?
カルマ
はい。幸い、この教会の近くには古びた旧市街があります。
この土地を利用し、商店街を作り、街を豊かにしようと考えたのです。
この街はそうですね…『王国商店街』とでも名付けましょうか。
まぁ、良いお名前です。さすがカルマ様ですわ。とても素敵なことだと思います。
カルマ
ありがとう、ソフィア。
本当は私が責任を持って管理したいところなのですが、これからしばらく王国の方へ行かなくてはいけないので…
私が不在の間、ソフィアには頑張ってもらうことになるのですが、よろしいですか?
はい、もちろんです、カルマ様。私でよければ、いくらでも協力させていただきます。
カルマ
よろしく頼みます、シスターソフィア。王国商店街では、まず商店街に出すお店と契約する必要があります。
商店街にお店が並べば自然と街には人が増え、活気が戻ってくるでしょう。
はい。
カルマ
ソフィアの目標は、街の人口を増やすことです。
そのためには質の良いお店と契約し、住みよい暮らしを街の人達に提供することですよ。
住みよい暮らしですね。
カルマ
えぇ、そうです。ソフィアが着ている司祭服は王国商店街の指導に携わる者のみ着ることの許される正装です。
その名に恥じぬよう、精進してください。
はい、わかりました。…それで、いつもと服装が違うのですね。うふふ。
ヘルシンキこんにちはでござる。
ソフィアまぁ、ヘル君。
カルマこんにちは、ヘルシンキ。今日はどうしたんですか?
ヘルシンキこれはカルマ殿。なに、これから仕事ゆえ、お祈りを捧げていこうかと。
カルマそうですか、警備隊長ヘルシンキに神のご加護を…
ヘルシンキソフィアも、いつもと違う服装でござるな。これはどうしたでござる?
ソフィアうふふ。これはかくかくしかじか…
ヘルシンキなるほど、そうでござったか。うーむ、ソフィアが商店街の運営を…ちゃんとできるでござるか…?
ソフィアはい、任せてください。
ヘルシンキうーむ、しかしソフィアが…うーむむ…ソフィアが…
ソフィア…もぅ、そんなに心配なさらなくても…
カルマ
何かわからないことがあったら郵便箱を見てみるといいですよ。
私も向こうについたら手紙を書くから、暇なときに確認してみてください。
手紙はきっとソフィアの活動の手助けになります。
まぁ。手紙が。
ヘルシンキ手紙でござるか。カルマ殿のアドバイスがあるのなら、安心でござるな。
カルマふふ。それでは私はそろそろ王国へ行かなければいけませんので、このへんで。
ソフィアカルマ様はいつごろお戻りになられるのですか?
カルマ
そうですね…王国商店街の規模が10万人に達する頃には戻ってくることでしょう。
楽しみにしていますよ、ソフィア。
わかりました。カルマ様に神のご加護を…
ヘルシンキそれでは拙者もそろそろ…何か困ったことがあったらすぐに相談するでござるよ。
ソフィアはい、ありがとうございます。お仕事頑張ってください。
=海洋レストラン 海猫亭=
アイトおい、聞いたか?ソフィアさんが商店街を切り盛りするんだってよ。
フィルうん、ヘルシンキさんから聞いたよ。教会の周りは何もないから賑わうといいね。
アイトそうだな。この店の客も取って食われたりして。はは。
イヴどこの店の客が取って食われるって?
アイトおっと。
フィルイヴちゃんは商売敵が増えそうで大変だね。
イヴ海猫亭は大丈夫よ。イヴみたいな超〜可愛い女の子が働いているんだもの♪
アイトはは…
シオ私はもっとたくさんお店が増えてくれたほうが嬉しいな♪たくさんいろんな物も食べられるし。
ヤヨイ私も新鮮な野菜が売られる野菜屋さんができてほしいっスね。
フィルお客さん側からすると、そうだよね。
シオうんうん、新しいお店ができたら一緒に行ってみようよ、フィル君!
フィルう…うん!絶対行こうね!
イヴじゃーフィル君、イヴとも一緒にいこっ♪
フィルイヴちゃんは忙しいから無理しないほうが…
イヴ……
アイトそうだな。イヴは家の仕事があるだろ。ま、どうしてもっていうなら俺が一緒に付き合ってやってもいいけど。
イヴうっさいわね!誰がアンタなんかと商店街ブラつくもんですかっ!
フィルあはは…と、とにかく楽しみだね。
シオそうだ。どうせだったら、この鍋、ソフィアさんにあげてこようかな?
フィルそれは錬金鍋?
シオうん、昔冒険で使っていたんだけど、今は使ってないし。何か商店街作りで役に立つことがあるかもしれないから。
フィルそうだね、俺があとで渡してきてあげるよ。
シオ本当?ありがとう、フィル君っ!
フィルえへへ…
イヴ……
=ティコ魔法堂=
ルヴェル師匠。
ティコ……
ルヴェル師匠ー。
ティコ……
ルヴェル師匠ー!
バコッ!
あたたた…?
ティコさっきから聞こえてるわよ、うるさいわね。
ルヴェルそ…それなら返事をしてくれても…
ティコ何か不満でも?
ルヴェルい…いや…
ティコで、何よ。
ルヴェル今度、教会の裏の旧市街に商店街がオープンするそうですぞ。その名も王国商店街。
ティコあら、そう。…で?
ルヴェル最近は不況ですからの。おかげでこのお店もさっぱり客が来ず…明日のお米を買う金も厳しいわけで…
ティコ何が言いたいのかしら?
ルヴェルつまり、その…師匠にも少しは働いてもらわんと…
バコッ
痛いですじゃ!
ティコお金がないならルヴェル君が働きなさい。どうして私が働かないといけないのよ。納得いく理由を述べなさい。
ルヴェルそ…そんな理不尽な…とほほ…
=イシュワルド教会=
ヘルシンキ…といったかんじに、街の人の評判は上々のようでござる。
リンテレット良かったですね、シスター。
ソフィアヘル君、リンテレット様、ありがとうございました。おかげで商店街を運営する勇気が沸いてきました。
ヘルシンキうむ、それとこれはシオ殿からのプレゼントだそうでござる。
ソフィアまぁ、お鍋…?
ヘルシンキ
なんでも錬金鍋といって、特定のアイテムをこの鍋にいれることによって別のアイテムを作ることのできる鍋だそうでござる。
きっと役に立つと思うので使うでござるよ。
そんな素敵なお鍋を私に…あとでシオ様にお礼を言わなくてはいけませんね。
ヘルシンキ
うむ、それでは、そろそろおいとまするでござる。頑張るでござるよ、ソフィア。
皆、商店街の発展を期待しているでござる。
そうですよ、シスター。
ソフィアはい、精一杯頑張ります。
ガチャッ
シバ邪魔するぜ。
ヘルシンキこれはシバ殿、教会へ訪れるとは珍しいでござるな。ひょっとして寄付でもしてくれるでござるか?
シバ馬鹿いうな。誰が寄付なんてするかよ。そんなことより、聞いたぜ。なんでも商店街を始めるんだってな。
ソフィアはい、これを機会に街に活気が戻ればいいなと。
シバ冗談じゃねぇ。俺も商売をやっているがライバルが増えてもいいことなんて何もねぇんだ。まったく迷惑な話だぜ。
ソフィアまぁ…
リンテレット
ちょっと、シバさん。言いすぎじゃないですか?
それに貴方も商売のプロならライバルが増えても勝ち残ってこそのプロでしょう。
チッ、女の警備隊員までいやがるのか。物騒な場所だな、ここは。
リンテレット何かいいましたか?
シバいいや、なんでも。確かにアンタの言うとおりだな。俺は生き残ってみせるぜ。それこそ、プロとしてな。
ヘルシンキううむ…
ソフィアみんながみんな、商店街を応援しているわけではないのですね…
リンテレットそんなことないですよ。あの人は特別です。
ヘルシンキそのとおりでござる。いずれはシバ殿とも協力して王国商店街を立派な商店街にするでござるよ。
ソフィアそうですね。わかりました。頑張ります。
こうしてソフィアの王国商店街が幕を開けたのであった…